The Linux Foundation
アニュアル レポート 2022
セキュリティとイノベーションでリーダーシップ
(日本語版も公開)
2022 年、Linux Foundation はコミュニティとの協力のもと、ソフトウェアのサプライ チェーンを保護するための新しいイニシアチブに取り組み、社会、経済、地域、環境に影響を与えるイノベーションを実現し、オープンな業界標準をサポートし、多様性と包括性を引き続き受け入れました。 本レポートの日本語版はこちらからご覧いただけます。
日本語版翻訳:工内隆・伊達政広(The Linux Foundation Japan)
翻訳者 伊達政広氏のコメント:
このレポートは、IT業界以外のいろいろな業界の方にも、広く、読んで頂きたいと思い、以下に、読後の感想をお伝えします。
従来、「オープンソースソフトウェア(OSS)はIT業界の方の関心事」、「OSSはプラットフォームの共通化、開発効率化、イノベーションを推進するもの」と考えていました。しかし、今では、OSSはアプリケーション、エンドユーザまで突き抜けて、多様な業界、団体で活用されています。OSSは、「アプリケーションの協調開発による開発効率化推進」、「業界、団体間の相互運用性の向上や標準化の牽引」などで顕著な成果を出しています。
本レポートは金融、流通、通信、自動車、航空機、エンターテイメントなどの多様な業界から、地球温暖化の阻止、野生動物保護、希少疾患治療など多様な分野にわたる、OSS活用による効率化、イノベーションの創出の事例のいくつかを紹介しています。
他に、個人的に納得したのは、「コンピュータシステム」、「広義のコンピュータ」とは、今や、『クラウド+ネットワーク+エッジ』なのだと言うことです。自動運転、インフォテインメントなどの観点から、自動車は、『動くエッジコンピュータ』と見ることもできると、思うようになりました。
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