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Linux FoundationとIOWN Global Forum、CNCFプロジェクトにおける協業を拡大

※こちらは参考訳です。正式なプレスリリースは下記よりご確認ください。
Linux Foundation and IOWN Global Forum extend collaboration in CNCF projects

新たな取り組みが未来の通信インフラ実現を支援

2024年8月27日東京発 ― KubeDay Japan 2024 ― オープンソースを通じて大規模イノベーションを促進する非営利団体 Linux Foundation と、より安全で持続可能な世界に向けてフォトニクスベースの技術開発を行う国際的な業界団体であるInnovative Optical and Wireless Network Global Forum (IOWN Global Forum) は本日、Cloud Native Computing Foundation (CNCF) のKubernetesソフトウェアプラットフォームをIOWN Global Forumの光相互接続コンピューティングにおけるコンポーザブル ディスアグリゲーテッド インフラストラクチャ (Composable Disaggregated Infrastructure) に活用するための協業拡大を発表しました。

「CNCFは、IOWN Global Forumコミュニティとの連携を期待しています。」と、Cloud Native Computing FoundationのCTOであるChris Aniszczykは述べています。「私たちは、Kubernetesとクラウドネイティブ技術が、より持続可能でスマートなコネクテッドワールドを実現するための高度なユースケースを可能にする上で不可欠だと考えています。このようなコラボレーションを通じて、今日の組織が直面している進化する複雑な要求にうまく対応できると確信しています。」

「Linux FoundationおよびCNCFとのパートナーシップを拡大し、未来の通信インフラを提供するという私たちの目標達成を支援していただけることを嬉しく思います」と、IOWN Global ForumのPresident and Chairpersonである川添雄彦博士は述べています。「このようなグローバルかつオープンな協力があってこそ、より持続可能で、安全かつ高性能なネットワークとコンピューティングインフラを実現し、私たちの個人生活、職場、そして社会に変革をもたらすことができます」

両組織は、Open Programmable Infrastructureプロジェクト、LF Edgeプロジェクト、LF Networkingプロジェクトに加えて、CNCFプロジェクトを含めるように基本合意書 (MoU) を改訂しました。両組織は協力して、エコシステム内のLinux Foundationホストプロジェクトのさまざまなオープンソースソフトウェアを使用して、IOWN Global ForumのVision 2030 Roadmapに記載されている統合光ネットワークアーキテクチャの開発を加速します。目標は、将来のユースケースやビジネスインパクトに対応した包括的でアクセスしやすい次世代インフラを提供することです。

この合意は、 IOWN Global ForumとLinux Foundationの双方のメンバーと専門家が、共通の目標達成に向けて協力することを求めています。Forumの目標の1つは、AI インテグレーテッド コミュニケーションサイバーフィジカル システムデジタル ツイン コンピューティングネットワーク デジタル ツイン金融業界向けサービスインフラなどの各ユースケースを実現するためにIOWN Reference Implementation Modelを提供することです。

このコラボレーションに参加するLinux Foundationプロジェクトには、CNCFLF NetworkingLF EdgeOpen Programmable Infrastructure (OPI) が含まれます。IOWN Global Forumのメンバー企業は、IOWNデータ セントリック インフラストラクチャのGPUコンポーザビリティとDPU (Data Processing Unit) / IPU (Infrastructure Processing Unit) コンポーザビリティをサポートするKubernetes / OpenShift コンテナ プラットフォームを活用したサイバーフィジカル システム ユースケースにおけるPoC (概念実証) を報告しています。これは、オールフォトニクスネットワークによる光速リモートダイレクトメモリアクセスを用いて、センサー画像データをGPUメモリに集約し、地域のエッジから多くの顧客エッジへのリモートGPU推論AIサービスを提供するものです。また、CNCFの環境サステナブル プロジェクトであるKeplerオープンソース ソフトウェアによるIOWNインフラ監視により、表示される消費電力が40%削減されました。

持続可能でスマートにつながる世界を実現するためには、さらなる相互連携が不可欠です。IOWN Global Forumは、4月25日にフォトニクスの変革力をテーマにした初の公開イベントFUTURES Vancouver 2024を開催し、Linux Foundationを招待しました。また、CNCFは8月27日にKubeDay Japanを開催し、IOWN Global Forumのメンバー企業が、KubernetesベースのDCI as a Service向けヘテロジニアス ディスアグリゲーテッド コンピューティング、Kubernetes Dynamic Resource Allocationを備えたコンポーザブル ディスアグリゲーテッド インフラストラクチャであるIOWNデータセントリック インフラストラクチャと、MicroShiftベースのIntel IPUのOPIコンポーザビリティ、アクセラレータ チェイニングを紹介しました。さらにKubeDayでIOWN PoCレポートを発表し、参加者とともに未来のスマート コネクテッド ワールドについて議論しました。

IOWN Global Forumの次回の公開イベントは、10月9日に開催されるFUTURES Taipei 2024です。

IOWN Global Forumについて

IOWN Global Forumは、IOWN技術とユースケースを開発するために2020年に設立された民間セクター組織です。2023年末の時点で、140以上の組織で構成されています。IOWN Global Forumの目的は、フォトニクスR&D、分散コンピューティング、ユースケース、ベストプラクティスなどの分野における新しい技術、フレームワーク、仕様、リファレンスデザインの開発を通じて、将来のデータとコンピューティングの要件を満たす新しい通信インフラの革新と導入を加速させることです。詳細についてはIOWN Global Forum – Innovative Optical and Wireless Networkをご覧ください。

Linux Foundationについて

Linux Foundationは、オープンソースソフトウェア、オープンハードウェア、オープンスタンダード、オープンデータに関するコラボレーションのための世界有数の拠点です。Linux Foundationのプロジェクトは、Linux、Kubernetes、Node.js、ONAP、OpenChain、OpenSSF、PyTorch、RISC-V、SPDX、Zephyrなど、世界のインフラストラクチャにとって重要なものです。Linux Foundationは、ベストプラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、ソリューション プロバイダーのニーズに対応し、オープン コラボレーションの持続可能なモデルを構築することに重点を置いています。詳細については https://www.linuxfoundation.org/ をご覧ください。

Linux Foundationはさまざまな登録商標および商標を使用しています。 Linux Foundationの商標の一覧については商標使用ページをご覧ください : http://www.linuxfoundation.org/trademark-usage
Linuxは、Linus Torvaldsの登録商標です。