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OPNFV Hunterリリース ー VNF 検証向けの共通 NFVI を可能にするテストツール、CI / CDフレームワークを提供

オープンソース NFV プラットフォームの最新版、クロスインダストリ コラボレーション、インテグレーション、テスト機能を強化

2019年5月14日 サンフランシスコ発 — オープン ネットワーキング プロジェクト間のコラボレーションとオペレーショナル エクセレンスを促進する LF Networking(LFN)は、8番目の OPNFV プラットフォーム Hunter のリリースを発表しました。Hunter は、業界共通の Network Functions Virtualization Infrastructure (NFVI) を共同で構築するための OPNFV システムレベル インテグレーション、デプロイメント、テストを前進させ、通信サービスプロバイダー (CSP)と Virtual Network Function (VNF) ベンダーによる異なる NFVI プラットフォームに対する VNF 確認作業を削減します。

Open Platform for NFV (OPNFV) は、共通のNFVI、アップストリーム プロジェクトとの継続的インテグレーション (CI)、スタンドアロン テスト ツールセット、企業とサービス プロバイダー ネットワークのトランスフォーメーションを加速させる業界全体のテストとインテグレーションのためのコンプライアンスと検証プログラムを促進するプロジェクトでありコミュニティです。

Linux Foundation の Community & Ecosystem Development バイス プレジデントである Heather Kirksey は、次のように述べています。
「最新 OPNFV リリースで、プラットフォームの成熟における真のターニングポイントを迎えます。テスト、検証、CI / CD 分野の継続的な進化により、OPNFV は通信事業者のニーズを満たす共通の NFVI スタック実現に向けて進んでいます。私たちは、グローバルな通信事業者および GSMA と協力して取り組んでおり、エコシステム全体のネットワークトランスフォーメーション促進に必要なリソースの提供に向けてのコミュニティの仕事に非常に感動しています。」

クロスコミュニティ コラボレーション、インテグレーション、テスト

コミュニティ間の継続的なコラボレーションにより、OPNFVは共通の NFVI 仕様 / リファレンス インプリメンテーション開発の拠点となり、CSPとVNFベンダーによる異なる NFVI プラットフォームに対する VNF 検証作業を大幅に削減します。これにより、共通の NFVI (マネージメント・オーケストレーション機能 : MANO に非依存) レイヤーに対する VNF のテストを拡張し、OPNFV 検証プログラム (OVP) を著しく向上させました。

OPNFVは、CI / CD の採用を加速させるための分散テストケースを集合させるテストフレームワーク Xtesting も提供します。Xtesting は、OPNFV 以外のコンポーネントのテストにも使用できます。初期テストから完全なエンドツーエンドのサービス テストまで、NFVI / VIM に加えて NFV スタックコンポーネント向けの CI / CD ツールチェーンの構築が容易になります。

Functest、Yardstick、Bottlenecks、VSPerf、NFVBench のようなコア OPNFV テスト プロジェクトを通じて、テストのカバレッジとスコープが全面的に改善されていることを確認するテストツールと CI ツールがさらに強化されました。 OPNFV はまた、C-RAN、ハードウェア アクセラレーション、エッジ コンピューティング、クラウドネイティブ NFV 関連の重要な開発で、アップストリームコミュニティと緊密に連携し続けています。

Hunter サイクル間に OVP は、継続的成長とスコープの拡大を経験し、ONAP 向けの VNF 検証とサードパーティ テストのための新たな Verified Labs プログラムの導入が含まれるようになりました。Lenovo は、プログラムに参加している企業の総数を8社、製品数を11にする最初のプロジェクトの検証を完了しました。検証済みの製品一覧は OVP NFVI portal : https://nfvi-verified.lfnetworking.org/#/ をご覧ください。

全体として、OPNFV Hunter のテスト / インテグレーション機能、コンプライアンス、検証プログラム、CI / CD 機能、クラウドネイティブ ネットワーク機能、ベストプラクティス ガイドライン、業界共通の NFVI の提供に取り組む経験豊富な OPNFV コミュニティが、エコシステム全体のオープン ネットワーク トランスフォーメーションを加速させています。

OPNFV Hunter に関する詳細はこちらをご覧ください。

OVP に関する詳細は https://www.lfnetworking.org/ovp/ をご覧ください。

今後の展開

OPNFV を含む LFN プロジェクトは、2019年5月20日〜23日 バルセロナで開催する KubeCon+CloudNativeCon Europe、5月20日のCloud Native Network Services Day に参加します。LFN プロジェクトがクラウドネイティブ ネットワーク機能 (CNF) を可能にし、コンテナ ランドスケープ全体を統合する方法を一緒に学びましょう。登録、全スケジュール、ミニサミット詳細などイベント情報はこちらをご覧ください。https://www.linuxfoundation.org/calendar/kubecon-cloudnativecon-europe/

また、次回の LFN Developer Design Forum (DDF) + Plugfest は、6月11日〜14日 スウェーデンのストックホルムで開催します。同イベントは、LFN 傘下のさまざまな技術コミュニティ内とコミュニティ間両方のコラボレーションを促進し、ONAP DDF + OPNFVPlugfest が含まれます。

9番目の OPNFV リリース Iruya は、秋の発表を予定しています。

支援のコメント (原文)

“I am proud of our latest OPNFV Hunter release,” said Bin Hu, Chairman of theTechnical Steering Committee, OPNFV. “It is a significant milestone in OPNFV’s renewed focus on addressing our end users’ needs, evaluating cutting-edge technologies from various open source communities, and better preparing the community to provide the industry with a Common Telco NFVi and supporting VNF testing and certification. We are better equipped than ever before to help our stakeholders in industry improve business agility, accelerate time-to-market and thus reduce TCO in their respective business domains. I really appreciate everyone that has been working to make this happen.”

“Network virtualization has dramatically modified our architectures and processes,” said Christian Gacon, vice president, Wireline Networks and Infrastructure, Orange. “The ecosystem has never been so volatile, uncertain, complex and ambiguous. As a consequence, more automation and powerful testing tools like Functest, a collection of state-of- the- art virtual infrastructure test suites, including automatic VNF testing, are required. Involved in OPNFV since the first release, Orange is now leading the code contributions through Functest and, more recently, Xtesting which is a simple framework to assemble sparse test cases and to accelerate the adoption of CI/CD (Continuous Integration/Continuous Delivery) Integration best practices. They are currently used internally both to consolidate our end- to- end networking testing strategy, and to help our skill transformation. They fill the gap between our historical mission to build solutions on highly deterministic systems and our capabilities to build on-demand networks.”

Linux Foundationについて

2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、linuxfoundation.org をご覧ください。

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