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LF Edge のモメンタム続くー Project EVE シードコード、IoT Worldでのプロジェクト デモ、新メンバー加盟

  • ZEDEDA が LF Edge に IoT オンプレミス エッジ仮想化エンジンのシード コードを提供
  • LF Edge の各組織に参加している企業・組織が既存の 70+ からさらに4社・組織増加
  • LF Edge が IoT World で Akraino Edge Stack、EdgeX Foundry、Project EVE のデモを実施

2019年5月14日カリフォルニア州サンタクララ発 – IoT World  – ハードウェア、シリコン、クラウド、OS から独立したエッジ コンピューティングのためのオープンで相互運用可能なフレームワークの確立を目指す Linux Foundation 傘下の統括組織 LF Edge は、 プロジェクトの順調な発展を発表しました。Project Edge Virtualization Engine(EVE)は、インターネット接続された自動車から風力発電までさまざまなエッジ / IoT アプリケーションのデモが IoT World でコミュニティによってオンサイトで披露されるのに合わせて、初期シード コードを LF Edge の設立メンバーであるZEDEDA から受領します。

さらに、LF Edgeは新しいアソシエイトおよびリエゾン メンバーとして、インダストリアル インターネット コンソーシアム(IIC)、ペンシルバニア州立大学 LIONS センター、OTAinfo、ニューハンプシャー大学インターオペラビリティ ラボラトリ(UNH-IOL)を迎えます。

Linux Foundation でネットワーキング、IoT、エッジ コンピューティングの統括マネージャーを務める Arpit Joshipura は、次のように述べています。
「LFコミュニティが統合エッジ ソリューションの構築への共同参加を続けていることは、とても喜ばしいことです。Project EVEのような取り組みを通じてオンプレミス エッジの発展を支える ZEDEDA のリーダーシップに感謝し、サンタクララでは LF Edge の幅広い力をぜひ実際に披露したいと思います。また、合わせて最新のメンバーを歓迎いたします。」

エッジ仮想化エンジンに初期シード コードが登場

アナリストの予想によると、2020年までには世界中で300億台のデバイスがインターネットに接続され、そのすべてから継続的にデータ ストリームが発生して、それをすばやく処理することが必要になります。エッジ コンピューティングは、ローカルのゲートウェイ システムによるデータ処理を可能にして、遅延を減らし、応答速度の向上を実現します。Project EVEでは、エッジ ゲートウェイとエッジ デバイスでさまざまなエッジ ワークロードが同時に処理されて、基盤となるハードウェアからアプリケーション マネージメントが分離されます。アプリケーションは標準的な仮想マシン(VM)またはコンテナ環境に展開でき、標準的なAPIのセットを使用して管理できます。

ZEDEDAの共同設立者で CEO の Said Ouissal 氏は、次のように述べています。
「Project EVE の目標は、仮想化におけるエッジ デバイス向けの唯一の標準を生み出すことです。それは、産業界が構築を進める際の中心的な存在となり、将来的に私たちがクラウド ネイティブ アプリケーションの恩恵を受けることにつながるものです。エッジ アプリケーションを高い信頼性の下で管理し、セキュリティを確保できるようになれば、きわめて大きな成果が得られます。」

IoT World に LF Edge が登場

LF Edgeは、5月13日~16日にサンタクララで開かれる IoT World に参加します。主要な展示には、以下に示すとおり、ブース 610 で行うプロジェクトのライブ デモと、LF Edgeコミュニティの専門家によるプレゼンテーションがあります。

  • 新しいProject EVEコードのデビュー
  • ネットワーク クラウド統合、産業オートメーション、インターネット接続自動車向けとして成長しつつあるAkrainoブループリントのライブ デモ
  • EdgeX Foundryによる効率的な構築自動化のデモ
  • 風力発電の模型によるEdgeXおよびProject EVEテクノロジーのデモ
  • MQTTおよびMonbusプロトコルをサポートしている生産組み立てライン向けセンサー デバイスのシミュレーション
  • Arpit Joshipuraが2つのIoTパネルに参加。詳細はこちら:https://www.lfedge.org/event/iot-world-2019/

IoT World での LF Edge の活動についてさらに詳しく知るには、こちらのブログをご覧ください。また、Twitterで@LF_Edgeをフォローすると、リアルタイムの情報を入手できます。

LF Edgeの新しいメンバー

最近5か月のLF Edgeの目覚ましい成長 – 業界イベントでの大きな存在感や対面型コミュニティ ミーティングなど – の一環として、本日、以下の新しいアソシエイトおよびリエゾン メンバーが加入しました。インダストリアル インターネット コンソーシアム(IIC)、ペンシルバニア州立大学LIONSセンター、OTAinfo、ニューハンプシャー大学インターオペラビリティ ラボラトリ(UNH-IOL)。

新メンバーによるコメント (原文)

“Through its liaison program, IIC works with industry liaison partners to build out the Industrial IoT ecosystem in an effort to accelerate IIoT adoption,” said Wael William Diab, Chair of the IIC Liaison Working Group and Secretary of the IIC Steering Committee. “Open source communities play an important role in the industry ecosystem. The expansion of the scope of liaison collaboration between IIC and LF Edge builds on the successful collaboration and further enables the digital transformation.”

“LF Edge stands as an indispensable bridge between industry and academia. It brings Open Source SD-WAN Frameworks to researchers,” said Peng Liu, Director of Lions Center at The Pennsylvania State University. “We, as security researchers, are eager to learn more, work more and make more contributions. We are currently working on verification of the designs, applicable NIDS solutions, end to end security validation of CI/CD of Akraino. With this precious partnership opportunity, we would like to contribute more to make these projects simple, secure, and scalable SD-WAN solutions.”

“Together, we have a chance to create history by developing the next gen security for connected devices,” said Nupur Mehta, Co-Founder and CEO of OTAinfo. “After revenue, security is the second biggest concern for all IoT companies, and yet there is no clear open source framework widely available. OTAinfo joined LF Edge to provide developers a comprehensive plug and play security framework that eliminates remote update vulnerabilities. We look forward to working with the Edge members and stakeholders in the connected community to revolutionize security on the Edge.”

“There is no denying the value proposition to virtualization and the move to open source partnerships within industry.  By bringing these topics together, and focusing on the network edge, the LF Edge projects are going to enable the next generation of really exciting applications.”  Said Lincoln Lavoie, Senior Engineer, Broadband Technologies at the University of New Hampshire InterOperability Laboratory “The UNH-IOL is thrilled to be participating in those projects, through our work with the Akraino project to develop the Community Lab, helping connect developers with the resources necessary to accelerate their open source efforts.”

Linux Foundationについて

2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、linuxfoundation.org をご覧ください。

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