中国の大手通信事業者がCNCFに参加し、成長するオープン ソース コミュニティとの連携を強化
2017年10月19日、サンフランシスコ発 – KubernetesやPrometheusなどのオープン ソース テクノロジの維持・統合に取り組むCloud Native Computing Foundtion (CNCF) は、ZTE Corporationが通信業界の持続的変革をめざし、CNCFにゴールド メンバーとして加盟したことを発表しました。
China Internet Information Center (中国網：チャイナネット) の “China Internet Development Statistics Report” によれば、中国のインターネット ユーザーは、2016年12月までで7億3100万人に達しており、中国におけるデジタル インパクトの急速な高まりが顕著に表れています。これを反映して、Forrester社のTen Key Developments In Cloud Computing Shape The Industry (業界を形成するクラウド コンピューティングの10大推移) でも、その1つに、「中国企業が世界的なクラウド進化の重要な推進力になる」ことを挙げています。
Cloud Native Computing Foundationのエグゼクティブ ディレクターであるDan Kohnは次のように述べています。
「CNCFは、ZTEがゴールド メンバーとして加盟し、クラウド ネイティブ技術をサポートする取り組みに加わってくれることを実に嬉しく思います。ZTEはKubernetesの継続的かつ重要な貢献者です。同社の支援によって、この成長著しい私たちのエコシステムに多様なクラウド ネイティブ エンジニアを惹きつけ、中国や世界中でKubernetesのプレゼンスが高まることを期待しています。」
同社は深センを本拠地に、アジア、北米、およびヨーロッパに拠点を置き、次世代技術開発のために3万人以上の研究専門職員を雇用しており、目下はソフトウェアデファインド ネットワーク/ネットワーク機能仮想化 (SDN/NFV) のためのクラウドネイティブ進化と、オープン ソース コミュニティへのコード貢献に重点を置いています。
ZTE SDN/NFV Virtualization Product LineのプレジデントであるXu ziyang氏は次のように述べています。
「NFVのクラウド ネイティブ拡張は、柔軟性、俊敏性、およびオープン性を劇的に向上させるでしょう。そのため弊社は、クラウド ネイティブ VNF (ｖEPC/ ｖIMS、etc) や、ZTE TECS ベースの関連CT拡張に関するR&Dを支援してきました。また、5G時代に備えてお客様に最新のクラウド ネイティブ NFV ソリューションを提供できるよう、TECSにCT拡張Kubernetesを統合してきました。ZTEはCNCFに継続的に貢献することで、この素晴らしいオープン ソース コミュニティによるクラウド ネイティブの発展が通信業界のいたるところで加速するよう支援していきます。」
その他の資料
Cloud Native Computing Foundationについて
クラウド ネイティブ コンピューティングは、オープン ソースのソフトウェア スタックを使用してアプリケーションをマイクロサービスとして提供します。各パーツを専用のコンテナにパッケージングし、それらのコンテナを動的に組織化して、リソース利用を最適化します。Cloud Native Computing Foundation (CNCF) は、Kubernetes、Fluentd、linkerd、Prometheus、OpenTracing、gRPC、CoreDNS、containerd、rkt、CNI、Envoy、Jaegerなどのクラウド ネイティブ ソフトウェア スタックの重要コンポーネントをホストしています。CNCFはコラボレーションのための中立な場であり、業界の優れた開発者、エンド ユーザー、およびベンダー (大手パブリック クラウド プロバイダー・プライベート クラウド企業など) を結集します。CNCFは非営利組織The Linux Foundation傘下のプロジェクトです。CNCF の詳細については、こちらをご覧ください。
https://cncf.io/
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