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初めてのLF AI & Data Japan RUG イベントの成功

このブログは First Japan Regional User Group (RUG) Was a Success! の参考訳です

2025年2月18日、富士通ユバンス川崎タワーにて、LF AI & Data Japan Regional User Group (Japan RUG)キックオフイベントが開催されました。このイベントには、富士通、日立、三菱電機などの企業から多くのAIエンジニアや研究者が参加し、オープンソースAI技術に関する最新の取り組みや事例が共有されました。

イベントの主なハイライトは次のとおりです :

  • 基調講演: Welcome & Introduction to LF AI & Data
    The Linux FoundationのTodd Moore氏が、LF AI & Data Foundationの使命や主要プロジェクト、2024年のAIの現状、2025年に向けたオープンソースAIの展望、そして生成AIに関する支援研究の取り組みについてリモートで講演しました。
  • 富士通株式会社: The Future is Now!富士通社内のLLM活用最前線
    ミッションクリティカルシステム事業本部 AIイノベーション推進室 室長の田代智彦氏が、富士通社内での大規模言語モデル(LLM)の活用事例を紹介。業務効率化から新サービス創出まで、その可能性について語りました。
  • 富士通株式会社: LF AI & DataでのOSS活動と、それを富士通社内で活用する話
    富士通研究所 人工知能研究所 AIイノベーションCPJ シニアリサーチマネージャーの木村功作氏が、機械学習自動化(AutoML)OSSであるSapientMLをLF AI & Dataに寄贈し、社内プロダクトでの活用について説明しました。
  • 株式会社日立アカデミー: ローカルLLMを活用したコード生成と、ローコード開発ツールへの応用
    主任インストラクタの横井一仁氏が、OllamaやvLLMを活用したコード生成AIモデルの推論環境の構築方法や、Visual Studio Codeのプラグインを通じた利用方法、さらに日立独自のローコード開発ツールNode-REDで動作するコード補完プラグインについてデモを交えて紹介しました。
  • 三菱電機株式会社: 三菱電機におけるAIのコンパクト化に向けたOSS活用とOSSコミュニティ活動
    情報技術総合研究所 IoTシステム基盤技術部 エッジソフトウエア基盤技術グループ 主任研究員の平森将裕氏が、産業用ロボットや自動車、ビル設備、家電など幅広い分野の機器におけるAIのコンパクト化技術の開発と、OSSコミュニティへの貢献について講演しました。

参加者の声

参加者からは、「日本のAIエンジニアが集まり、最新の技術や事例を共有できる貴重な機会だった」「各社の具体的な取り組みを知ることで、自社でのAI活用のヒントを得られた」といったポジティブなフィードバックが寄せられました。

今後の展望

Japan RUGは、今後も定期的にイベントや勉強会を開催し、日本のAIコミュニティの活性化とオープンソースAI技術の普及・発展に寄与していく予定です。次回のイベント情報や最新ニュースは、公式サイトやSNSで随時更新されますので、ぜひご確認ください。

公式サイト : https://lists.lfaidata.foundation/g/jp-rug
LF Japan SNS : https://x.com/Linux_Fdtn_JP

今回のキックオフイベントを皮切りに、Japan RUGは日本のAIエンジニアや研究者がつながり、協力し、オープンソースAI技術の発展に貢献する場として、さらなる活動を展開していきます。