2023年8月17日 横浜発 ― オープンソースを通じて大規模イノベーションを推進する非営利団体Linux Foundationは、マルチノードクラスタでアプリケーションをコンテナ化、ホスト、デプロイ、構成する方法を学ぶインストラクター主導トレーニングコース「Kubernetes アプリケーション開発 (LFD459-JP)」を発表しました。これまで英語で提供されてきた「Kubernetes for App Developers (LFD459)」を、日本語のテキストと演習ガイドを使い、日本語で受講できるようになりました。本コースは、Linux Foundation認定トレーニングパートナー (ATP) より提供されます。
*コースの説明は「Kubernetes for App Developers (LFD459) 」をご覧ください。
このコースは、マルチノードクラスタでアプリケーションをコンテナ化、ホスト、デプロイ、構成する必要がある経験豊富なアプリケーション開発者を対象としています。簡単なPythonスクリプトから始めて、アプリケーションリソースを定義し、コアプリミティブを使用して、Kubernetesでスケーラブルなアプリケーションを構築、監視、トラブルシューティングする方法を示します。ネットワークプラグイン、セキュリティ、クラウドストレージを使用すると、本番環境にアプリケーションをデプロイするために必要な多くの機能を利用できます。また、学習するトピックは、認定試験「認定Kubernetesアプリケーション開発者 (CKAD-JP)」でテストされる知識ドメインと連携しており、この認定の推奨トレーニングとなっています。
Kubernetes アプリケーション開発は、3日間のカリキュラムでインストラクター主導により実施されます。コース完了後にLinux Foundationからトレーニング修了証とデジタルバッジが発行されます。
申込受付中のコース
Linux Foundation認定トレーニングパートナーである日本ヒューレット・パッカード合同会社主催で、以下の日程で開催されます。
開催日程:
2023年
9月27日 (水) – 9月29日 (金)
11月15日 (水) – 11月17日 (金)
2024年
1月17日 (水) – 1月19日 (金)
3月27日 (水) – 3月29日 (金)
開催会社:日本ヒューレット・パッカード合同会社
詳細・申込み:https://www.hpe.com/jp/ja/training/course/hq6v7s.html
Kubernetes アプリケーション開発 (LFD459-JP) について
主なテーマ
- はじめに
- 目的
- 対象受講者
- The Linux Foundation
- Linux Foundationトレーニング
- 認定プログラムおよびデジタルバッジ
- プラットフォーム詳細
- Kubernetesのアーキテクチャ
- Kubernetes とは何か?
- Kubernetes のコンポーネント
- 挑戦
- Borgの遺産
- Kubernetesのアーキテクチャ
- 用語解説
- コントロール プレーン ノード
- ワーカー ノード
- Pod
- Service
- Operator
- Pod毎に一つのIP
- ネットワーク設定
- CNI ネットワーク設定ファイル
- Pod間コミュニケーション
- クラウド ネイティブ コンピューティング ファウンデーション
- リソースに関する推奨事項
- 演習
- ビルド
- コンテナのオプション
- アプリケーションのコンテナ化
- Dockerfile の作成
- ローカルレジストリの作成
- Deploymentの作成
- コンテナ内でのコマンド実行
- マルチコンテナPod
- readinessProbe
- livenessProbe
- StartupProbe
- テスト
- Helm
- 演習
- デザイン
- 従来のアプリケーション: 検討事項
- 分離されたリソース
- 一時的であること(Transience)
- 柔軟なフレームワーク
- リソース使用量の管理
- Label Selectorの使用
- マルチコンテナPod
- サイドカー コンテナ
- アダプターコンテナ
- アンバサダー
- initContainer
- Custom Resource Definition
- 考えるべきポイント
- Job
- 演習
- Deployment設定
- Volumeの概要
- Volumeの紹介
- Volumeのスペック
- Volumeタイプ
- シェアード Volumeの例
- PersistentVolumeとClaim
- PersistentVolume
- PersistentVolumeClaim
- 動的プロビジョニング
- Secret
- 環境変数でSecretを利用
- VolumeとしてSecretをマウント
- ConfigMapによるポータブルなデータ
- ConfigMapの利用
- Deployment設定のステータス
- スケーリングとローリングアップデート
- Deploymentのロールバック
- 演習
- セキュリティの理解
- セキュリティの概要
- APIへのアクセス
- 認証
- 許可
- RBAC
- RBAC プロセスの概要
- アドミッションコントローラー
- セキュリティ コンテキスト
- Pod Security Policy
- Pod Security Standard
- ネットワーク セキュリティ ポリシー
- ネットワーク セキュリティ ポリシーの例
- デフォルト ポリシーの例
- 演習
- アプリケーションの公開
- Serviceの種類
- Serviceダイアグラム
- Serviceのアップデートパターン
- Serviceを使ったアプリケーションへのアクセス
- Selectorの無いService
- ClusterIP
- NodePort
- LoadBalancer
- ExternalName
- Ingress リソース
- Ingressコントローラー
- サービスメッシュ
- 演習
- アプリケーションのトラブルシューティング
- トラブルシューティングの概要
- トラブルシューティングの基本的な手順
- 継続中(恒常的)変更
- 基本的なトラブルシューティングの流れ:Pod
- 基本的なトラブルシューティングの流れ:ノードとセキュリティ
- 基本的なトラブルシューティングの流れ:エージェント
- モニタリング
- ロギング ツール
- アプリケーションのモニタリング
- システムとエージェントのログ
- Conformance Testing
- その他のリソース
- 演習
- クロージングと評価サーベイ
- 評価サーベイ
前提条件
このコースを最大限に活用するには、次の条件を満たす必要があります。
- Linuxの基本的なコマンドラインとファイル編集のスキル
- プログラミング言語 (Python、Node.js、Goなど) の使用に精通している
- クラウド ネイティブ アプリケーションの概念とアーキテクチャに関する知識 (Linux Foundation & edXの無料コースIntroduction to Kubernetesなどが役立ちます)
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Linux Foundationについて
Linux Foundationは、オープンソースソフトウェア、オープンハードウェア、オープンスタンダード、オープンデータに関するコラボレーションのための世界有数の拠点です。Linux Foundationのプロジェクトは、Linux、Kubernetes、Node.js、ONAP、PyTorch、RISC-V、SPDX、OpenChainなど、世界のインフラストラクチャにとって重要なものです。Linux Foundationは、ベストプラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、ソリューション プロバイダーのニーズに対応し、オープン コラボレーションの持続可能なモデルを構築することに重点を置いています。詳細については linuxfoundation.org をご覧ください。
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