本リリースは、LF Energy Partners with Sony Computer Science Laboratories to Launch Open-Source Microgrid Project の参考訳です。
Hyphae Web Servicesが、再生可能エネルギーのピアツーピア配電を自動化
2021年2月16日 サンフランシスコ発 ― エネルギーと電力分野のオープンソース技術イノベーションを推進・維持するLinux Foundationの非営利団体LF Energyは、ソニー株式会社の子会社で、LF Energyの最新メンバーである、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 (ソニー CSL) とともに、再生可能エネルギーのピアツーピア配電を自動化するためのマイクログリッド イニシアチブ「Hyphae」を発表しました。
気候変動や自然災害の今後の影響に対応するためにエネルギー資源やインフラがますます課題を抱える中、Hyphaeは、マイクログリッドの耐障害性を高めることを目指します。地域で発電された再生可能エネルギーを自動的かつ効率的に直流グリッドで配電するソニー CSLの既存のソフトウェア Autonomous Power Interchange System (APIS) を交流グリッドに対応させることにより、この実現を目指します。耐障害性を備えたピアツーピアのマイクロ グリッド エネルギー取引では、最も遠隔地にあるコミュニティでも、大規模な発電所や配電網に接続することなく、エネルギーを自律的に蓄電・配電することができます。
LF EnergyのエグゼクティブディレクターであるDr. Shuli Goodmanは、次のように述べています。
「ソニー CSLは世界的な有力企業の研究開発機関であり、私たちと一緒にHyphaeを立ち上げることは、世界で最も複雑な問題である脱炭素化を推進するために協働するという意向と捉えてしています。ソニー CSLと連携することで、先進国のエネルギー変革を促進し、地球のエネルギー不足地域に電力をもたらすでしょう。」
世界が耐障害性と柔軟性に優れたマイクロ グリッドの開発・構築を競う中で、Hyphaeのようなオープンソースの自動化されたマイクロ グリッド コントローラーとピアツーピア取引プラットフォームは、多くの関係者のコスト負担を軽減しながら、より迅速なイノベーションを可能にします。ソニー CSLとの提携によりLF Energyは、自己完結型で、オフグリッドでも運用でき、電力会社の管理下にある配電網に接続もできる、初の交流および直流対応で相互運用可能なマイクロ グリッドを構築するという目標に近づきました。
ソニー CSLの代表取締役社長である北野宏明は、次のように述べています。
「LF Energyと協力することで、世界のネットワーキング エネルギーとの関係を革命的に変化させる、相互運用可能なクラウドネイティブで設定可能なマイクロ グリッドへの道筋が見えてきました。私たちは気候問題に取り組む緊急性を共有しています。そのため約10年にわたる研究の一部をオープンソース化し、LF Energyと協力することを決意しました。同時にこれは、家庭向け/産業向けエネルギーシステムや電力システムや輸送のよりグリーンなエネルギー供給を含む、グローバルなエネルギー ランドスケープに変革を起こすために、世界の大企業に行動を呼びかけるものです。」
LF Energyは現在、完全に相互運用可能なシステムを構築するためにハードウェアパートナーとの協業を求めています。HyphaeやLF Energyに関心がある人は、こちらをご覧ください : https://www.lfenergy.org/
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LF Energyについて
この分野で初のイニシアチブであるLF Energyは、オープンフレームワーク、リファレンス アーキテクチャ、補完プロジェクトのサポート エコシステムを通じて、気候変動を解決するための21世紀行動計画を提供しています。RTEに加えて、メンバーにはAlliander、Energinet、TenneT、Elering、IBM, NREL、Recurve、Stanford University、OSISoft、Unicorn、Wind River、Cloud Bees、Alan Turing Institute、Pecan Streetなどの組織が名を連ねています。詳細はこちらをご覧ください : https://www.lfenergy.org
当発表に関するお問い合わせ先
Linux Foundation 大竹 notake@linuxfoundation.org
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