Linux Foundation、COVID19に対応しメンターシップ プログラムを拡充

さまざまなオープンソースプロジェクトやコミュニティで休業中の何百人という開発者インターンを支援

2020年4月23日 サンフランシスコ発 ー オープンソースを通じた大規模イノベーションの実現に取り組む非営利団体であるLinux Foundationは、インテルからのシード ファンディングを受け、COVID-19に対応したメンターシップ プログラムを拡充することを発表しました。本プログラムは、世界的なパンデミックのために休業中のインターンを支援し、世界で最も需要が高く高報酬の仕事に就くために新しい技術を習得する機会を個人に提供します。

インテルは、今回のプログラム拡充に25万ドルのファンディングを約束し、資金調達をリードします。Linux Foundationは10万ドルの追加投資を行い、この前例のない時代の技術職志望者に対してチャンスを提供するために、業界全体のリーダーに支援を呼びかけます。

インテルのバイスプレジデントであるMelissa Evers-Hood氏は、次のように述べています。
「このような厳しい時代にあって、次世代のソフトウェア開発者の育成を支援するために私たちが一丸となって取り組むことは、これまで以上に重要です。Linux FoundationのCommunity Bridgeプログラムは、コミュニティがミッションクリティカルなアプリケーションを構築するためのものであり、インテルはこのイニシアチブに参加する開発者をサポートできることを誇りに思います。」

Linux Foundationメンターシップ プログラムは、オープンソース プロジェクトを強化し、有能で多様な開発者の人材プールを構築しながら、開発者がオープンソース コミュニティを体験・学習し、コミュニティへの貢献ができるようにデザインされています。プログラムの結果となる職業紹介は一般的で、インテル、Google、Red Hat、IBMなどの主要なテクノロジー企業で働くインターンが含まれています。

Linux Foundation のエグゼクティブ ディレクターである Jim Zemlin は、次のように述べています。
「今日だけでなく常に私たちのコミットメントは、コミュニティとスタッフの健康と安全を守り、世界で最も重要なソフトウェア インフラストラクチャを構築し続けるために必要な目の前にあるニーズをサポートすることです。そのために私たちができることの一つに、開発者コミュニティにいる新星が、どんな状況であっても学び、成長し、貢献できるようにすることが挙げられます。」

メンターシップ プログラムでは、インターンやメンティーに、Linux、Kubernetes、LF Networking、Hyperledgerなど、世界で最も人気のあるオープンソース プロジェクトで働く機会を提供しています。プログラムのメンターには、世界最大のオープンソース ソフトウェア イニシアティブの主要な開発者が名を連ねています。メンティーは、ツールやインフラを含むオープンソース文化やコラボレーションの規範を学びながら、技術的なスキルを向上させます。

この前例のない時代にフルタイムやインターンシップに支障が出ている人々に対して、Linux Foundationの拡充されたメンターシップ プログラムは申請を受け付け、定期的に受け入れを行います。申請方法は https://communitybridge.org をご覧ください。

Linux Foundationについて

2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、www.linuxfoundation.org をご覧ください。

Linux Foundation はさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundation の商標一覧はこちらのページでご確認いただけます。

Linux は Linus Torvalds の登録商標です。